浄土宗では「南無阿弥陀仏/なむあみだぶ(つ)」を、声に出してお称(とな)え致します。

 

◎「十念(じゅうねん)」の称え方 

①まずはじめに、合掌(がっしょう)をします。

※指と指の間を揃えて伸ばし、両手のひらをぴったりと合わせます。

※合わせた手のひらは、胸の前で斜め45度くらいの角度にします。

 

※お数珠をお持ちの方は、両親指にかけます。

②合掌をしたまま、「なむあみだぶ(つ)」を4遍・4遍・2遍、計10遍お称えします。

・8編目までは「なむあみだぶ」と称え、9編目に「なむあみだぶ」と「」をはっきり発音します。

・最後の10遍目は、頭を下げて、礼拝(らいはい・おじぎ)をしながら、ゆっくり「なーむあみだぶー」ととなえます。

 

※姿勢を正し、心を込めて、十念をおとなえしましょう。

※動画でもご確認頂けます。

 

『浄土宗公式YouTubeチャンネル』

https://www.youtube.com/watch?v=byiLxHA4mDo

(音がでますのでお気を付けください。また動画となりますので、接続する場合には、通信環境・データ料金等にご注意ください)

「念仏」の「念」とは「声に出して称える」ということです。声の大きさは、大きな声でも良いですが、場所に応じて自分の耳に聞こえるほどの小さな声でも大丈夫です。

「なむあみだぶつ」と称える「あなた」のその声を、ほとけさまも、あなたの大切な(今は極楽浄土にいる)亡き人も、ご先祖様も、必ず聴いてくれています。称える「あなた」の姿を、いつでもどこでもたとえどんな時でも、ご覧になって下さっています。称える「あなた」の心の中の気持ちをしっかりと受けとって下さり、あなたが思う以上のおもいを、あなたにかけて下さっています

いつかは終えていく「この私」の命、「自分自身の死」を思いながら、また、「なむあみだぶつ」のお念仏を称えることで、必ず阿弥陀様のお迎えを頂いて、苦しみや悲しみの無い『西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)』に往生(おうじょう)させていただけることを信じ、願い、心静かに南無阿弥陀仏をお称えしましょう。

合掌 南無阿弥陀仏

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図のダウンロード先                

 

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